ガールズバーとキャバクラの法律上の違いとは?!

「風俗営業法違反で逮捕! 摘発!」


昨日、大阪府警は、大阪(キタ)のガールズバー5店舗を、「風俗営業法」に基づく許可がないのに、店員に客を接待させた風営法違反(無許可営業)容疑で捜索し、責任者らを逮捕しました。


逮捕された責任者らの逮捕容疑は、風営法の許可なしでは、店員はカウンター越しの接客しかできないのに、ダーツやカラオケなどの接待行為をさせたというものです。


これらの店では、以前から「ぼったくり」被害に遭ったとの相談が相次いでいたこともあり、今回一斉摘発に踏み切ったとのことです。


「ガールズバー」と「キャバクラ」 法律上の違いはどこにある?


「ガールズバー」と「キャバクラ」の違いといえば・・・


「ガールズバー」は「カウンター越しだから風営法許可は不要!」という話を耳にしませんか?


これは、ただの都市伝説です。。。


では、風営法の営業許可が必要ない「普通のバー」(ガールズバー)と、風営法許可が必要なキャバクラ店は、法律上、どのように区別されているのでしょうか?


「ポイントは「接待」! 「接待」があれば風俗営業許可が必要」


一般的には、以下のようなイメージではないでしょうか?


・キャバクラは、女性(店員)が客の隣にすわり、一緒に飲食しながら接客する店舗。


・ガールズバーは、女性(店員)がカウンター越し(向かい合わせ)に接客する店舗


つまり、女性(店員)が、「隣に座って」接待するか「カウンター越し」に接客をするかの違いとして、イメージされています。


風営法上での区別は次のとおりです。


キャバクラは、風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律(「風営法」)の第2条第2項第2号の『接待遊飲営業』とされています。


「接待遊飲営業」とは何でしょう?


「接待遊飲営業」とは、飲食店で『接待』をすることです。


風営法第2条第3項の定義では、


接待とは《歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと》


とされています。

やはり、分かりにくいですね・・・


警察庁の解釈運用基準では、もう少しわかりやすい基準(2点)を示しています。


①客が営業者、従業者等との会話、サービス等に『慰安』や『歓楽』を期待して来店する。


②その客の気持ちに応えるため、営業者側が、積極的に、相手を特定して《談笑、お酌、踊り、遊戯、身体的接触等興趣を添える会話、サービス等》を行う。


客の隣に座って、女性店員が客と飲食をともにし、歓談するというキャバクラは、まさに、この基準に該当することになります。


「カウンター越しで会話をしているだけでも「接待」とされることもある?!」


一方、ガールズバーならば、「接待」と判断されることはないのでしょうか?


一般的に、客は、女性店員と会話をしながらお酒を飲める!という期待して入店しますね。

そして、カウンター越しとはいえ、会話をしながらお酒を飲みます。


たしかに、1~2分程度の会話ならば世間話ということで問題ないでしょう。


ですが、特定の女性店員と特定の客が、ある程度長い時間にわたり会話をしていると、世間話の範疇を超えてしまいます。


そうなると、「慰安」「歓楽」を期待して来店した客を積極的にもてなす行為・・


つまり「接待行為」に該当すると判断される可能性があります。


ある都道府県警察では、特定の女性店員が特定の客を20分以上接客すると、それは「接待」に当たるという判断基準を示しているという噂もあります。


「本当は、「ガールズバー」も風営法許可が必要?!」


以上のように、法律を厳格に適用・解釈すると、本当は、「ガールズバー」も、接待遊飲営業であると考えられ、風営法許可が必要ということになるのでないでしょうか?!


店の名称・ジャンルに関係なく、「接待」をしていれれば「風俗営業許可」を取る必要があるというのが原則となるでしょう。

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