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家族信託とは? 家族信託の基本的なしくみ

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「信託とは」

 

 

信託とは、次のような流れになります。

 

①財産を所有する信託設定者(任せる人・委託者)が、信頼できる人(任される人・受託者)に対して、「遺言」や「信託契約」によって、所有する財産(金銭・不動産)の所有権を移転します。

 

②受託者は、委託者が設定した信託の目的(信託契約)に従って、信託の利益を受ける者(受益者)のために、財産の管理・処分を行います。

 

信託は、大きく分けて「商事信託」と「民事信託」に分かれます。

 

「商事信託」とは、信託銀行や信託会社が営業として行う信託です。

 

「民事信託」とは、「商事信託」以外の信託のことをいいます。

 

その民事信託の中で、家族を受託者とする信託を家族信託といいます。

 

「家族信託とは」

 

家族信託とは、信託する財産を一定の枠組みの中で管理・処分・活用することによって、自分自身・家族・親族の利益を図ることを目的とする信託です。

 

具体的には、財産の所有者である「委託者(親)」が、財産の名義だけを「受託者(子・孫)」に移転させ、その収益(賃料収入等)を「受益者(親)」が受け取るという形態です。

 

親が認知症になって判断能力が低下しても、そのまま、財産管理が継続します。

 

自分自身や家族の生活を守り、次世代の家族等へ財産を引き継ぐことを目的とした信託でもあります。

たとえば、高齢者や障害者を支援する信託、配偶者や自分自身の生活及び福祉のための信託、事業承継のための信託などがあります。

 

家族信託の基本的なしくみは下の図のように表されます。

 

※イメージ(親が子供に委託するケース)  
委託者(親) 受託者(子供)
※信託財産(不動産等)
  財産(所有権)の移転
   
    ※信託財産からの給付
    受益者
   
   
    ※委託者=受益者でも可

 

委託者と受益者を同一人物が兼ねることも可能です。

 

 

「家族信託は注目されている」

 

超高齢化社会が加速しております。

 

2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になるという内閣府からの見込みも出ています。 

 

認知症になるリスクは、誰もが直面する問題となり、早め早めに対策をとる必要が出てきます。

 

その対策として、家族信託の有効性に注目されています。

 

家族信託は、本人が元気のうちから、希望に沿った取り決め(信託契約)を行うことができます。

 

また、信頼する家族や親族に委託することもできますから、安心して行うこともできます。

 

こういった点から家族信託が注目されています。

 

現代の社会に見合った制度と言えるでしょう。

 

「家族信託が普及してこなかった理由?」

 

家族信託に注目が集まっているわりには、知名度が低い?あまり、普及していない?という見方もあります。

 

①税務の体制の不備

 

新制度に、税務が対応できていない部分があります。

 

ただし、税務の不備のために家族信託を利用できないという高度な案件は、ほとんどありません。

 

②金融機関の体制の不備

 

親(委託者兼受益者)が子(受託者)に、現金を預け、子が自分の財産を分別して管理する場合、

 

「委託者親 受託者子 信託口座」

 

という預金口座を、金融機関で作成することが望ましいです。

 

ただし、このような信託用の銀行口座を作成してくれる金融機関は、あまり多くありません。

 

 

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