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「遺言を作成する際の注意すべきポイント 寄与分・付言事項

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「寄与分とは?」

 

特別受益は、生前に、特定の相続人が贈与を受けた場合に、相続分を修正する制度です。

 

 

一方は、寄与分は、特定の相続人が被相続人の財産の増加・維持することに貢献した場合、その貢献(増加・維持)した部分を、相続財産から除外して、貢献(増加・維持)をした特定の相続人の相続分をふぁやす制度です。

 

「財産の維持とは?」

 

たとえば、生前、親が、長期間、介護を受けていたケースですと、もし、ヘルパーさんを雇った場合、費用が必要となります。

 

ヘルパーさんを雇わず、子供が介護をした場合、その費用が発生しなくて済み、結果的に、親の財産が減らずに済みます。

 

このようなケースが「財産の維持」と認められます。

 

他にも、被相続人へ事業資金を贈与したり、無償(に近い金額)で被相続人の事業で労働した場合なども、「財産の維持」と認められます。

 

「寄与分と認められないケースは?」

 

被相続人の事業への手伝いであっても、相当程度の賃金をもらった場合には、原則「寄与分」と認められません。

 

また、「寄与分」の制度が該当するのは法定相続人だけです。

 

したがって、次のケースでは認められません。

 

・同居の義理父親を介護した息子の奥さん

 

・義理父親の事業を無償で手伝った息子の奥さん

 

「遺言で寄与分を配慮すれば、争いにはならない」

 

遺産分割協議の場で、相続人が「寄与分」を主張すると、遺産分割協議が長期化・争いに発展する可能性はあります。

 

やはり、「遺言」で、「寄与分」を配慮をすれば、争いを防ぐことができるでしょう。

 

また、その理由について遺言に書いておく方が、さらに、相続人を納得させられるでしょう。

 

「寄与分の計算例」

 

遺産総額3000万円

相続人:妻・長男・次男

長男は、無償で、実家の青果店を手伝ってくれていた。

長男の寄与分(貢献分)を1000万円とする。

 

相続財産:5000万円

みなし相続財産:5000-1000万=4000

妻の相続分(1/2):4000×1/22000

長男の相続分(1/4):4000×1/4+1000(寄与分)2000

次男の相続分(1/4):4000×1/41000

 

寄与分なしの場合

妻の相続分(1/2):5000×1/22500

長男の相続分(1/4):5000×1/41250

次男の相続分(1/4):5000×1/41250

 

  「遺言を作成する際の注意すべきポイント 付言事項」

 

「付言事項とは?」

遺言書では、自筆証書遺言・公正証書遺言ともに、相続分の指定・財産の処分・祭祀の承継者の指定などを書き残すことが主目的ですが、財産配分を規定した後の結びとして「付言事項」といって、別途、相続人へ「気持ち」「一言」を書き加えることもできます。

 

「付言事項を書いた方がいいケースとは?」

被相続人の最期のメッセージである「付言事項」ですが、次のようなケースでは、書き加えることをお勧めいたします。

 

・特別受益がある場合(生前に、特定の相続人にのみ贈与していた)

 

・寄与分がある場合(生前に、特定の相続人が財産の増加・維持に貢献してくれた)

 

・法定相続分と異なる財産の処分を書いた

 

・自分の葬儀・埋葬方式について希望がある

 

「付言事項には法的拘束力がない」

 

このように自分の気持ちを伝えることができる「付言事項」ですが、残念ながら「法的拘束力」はありません。

 

「付言事項」に

 

「みんな仲良く暮らして欲しい」

 

という気持ちの部分や、

 

「海に散骨して欲しい」

と埋葬方法の希望を書いても、それを守るかどうかは、残された家族の気持ち次第となります。

 

「付言事項」を守らなくてもペナルティはありませんし、遺言書や相続が無効となることもありません。

 

「付言事項の3つのメリット」

 

付言事項には、法的拘束力はありませんが、次の4つのメリットが考えられます。

 

メリット遺言書の一部なので軽視されにくい

 

形式的には、遺言書の一部となりますので、日記・メモとは重みが違います。

 

相続人も重要であると認識されやすいです。

 

メリット争いが減りやすい

 

法定相続分と異なる財産の処分内容・特別受益・寄与分を書いた場合、その理由を自分の言葉で書けば、相続人も納得し、争いに発展する可能性が低くなりやすいです。

 

メリット相続人に不利な内容のときには有効

 

財産を第三者や団体を寄付する場合など、相続人に不利になる内容のときは、相続人の理解を求めやすくなります。

 

「付言事項を記載する6つの場合」

 

残された家族に、みんな仲良く暮らして欲しい場合

 

配偶者・ペットの行く末が心配な場合

 

自分の葬儀・埋葬・墓守・法要について希望がある場合

 

家業を継続して欲しい場合

 

家宝などの扱いに希望がある場合

 

法定相続分とは異なる遺産分割を希望する場合・理由を書きたい場合

 

 

 

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