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ペットを飼う場合の飼い主が負う法律的な責任・法律的な注意点は? 

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「ペットの飼い主が負う法律的な責任」

 

 

ペットを飼う場合、ただ、カワイイから飼う!

 

という気持ちだけではなく、あらかじめ、飼い主には、どんな法律的な責任・法律的な義務があるのかを確認してから飼いましょう。

 

飼い始めてから、

 

そんな法律的な責任・法律的な義務が知らなかった!

 

では、飼い主にもペットにも、大きな負担になってしまいます。。

 

「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)で国の方針を知りましょう」

 

まずは、ペットを飼う場合の心構え・総則的・基本方針を知っておきましょう。

 

具体的には、「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)の7条1項に規定されています。

 

この規定では、

 

・動物の種類・習性に応じて適正に飼育・管理すること

 

・動物の健康・安全を保持すること

 

・動物が人の生命・身体・財産に危害を加えたり、人に迷惑をかけないように努力すること

 

と規定されています。

 

さらに、環境省でも、

 

「家庭動物等の飼育及び保管に関する基準」

を設け、具体的な、ペットの飼育・管理に関する基準を提示しています。

 

「ペットを捨てると違法になることも?!」

 

動物愛護法では、ペットを捨てることを禁止し、刑罰も設けています。

 

ペットが捨てられた後に野生化すると、人に身体・財産に危害を及ぼすこともありますし、感染症の媒体となるなど衛生面でも悪影響が懸念されます。

 

ノラ猫の大量に繁殖し、問題になっているニュースを見たりしますね。

 

また、ペットを捨てた後に、そのペットが他人に危害を与えた場合、(元)飼い主には、刑法上の過失傷害罪が適用されるケースもあります。

 

「亡くなったペットの埋葬にも規定がある?!」

 

ペットが亡くなった後の処理についても規定されています。

 

公共の場所に埋めたりすると罰せられますので、ご注意ください。

 

最近は、ペットの火葬やお墓を利用するケースが増えていますね。

 

これは、飼い主の気持ちの部分だけではなく、法律に違反しないという意味でも、意味がありますね。

 

 

「犬を飼う場合には、「狂犬病」の予防接種を受ける義務あり」

 

動物愛護法7条2項では、

 

・動物に起因する感染症の疾病について正しい知識を持ち、予防に注意を払うように努めなければならない

 

と規定されています。

 

動物の特有の感染症や、人の感染する疾病などもありますので、予防に努めることを飼い主に要求されています。

 

さらに、ペットが犬の場合は、「狂犬病予防法」で、犬の登録と狂犬病ワクチン(予防接種)が飼い主に義務つけられています。

 

「捨てられていたペットを飼う場合の法律的注意点」

 

とても悲しいことですが、非常に無責任な飼い主の中には、ペットを捨ててしまう人がいます。

 

そのように、捨てられたペットを飼うことは法律的に問題はないのでしょうか?

 

法律的には、

 

捨てられたペット=捨てられた物

 

と同様に扱われます。

 

したがって、拾った者が、所有権を所得することが出来ます。(無主物先占)

 

ただし、注意が必要なケースがあります。

 

それは、捨てられていたのではなく、実は迷子のペットだったというケースです。

 

迷子のペットの場合は、法律的な手続きが異なりますので、ご注意下さい。

 

「迷子のペットを飼う場合の法律的注意点」

 

迷子のペットを飼う場合には、自治体へ届け出るという手続きが定められています。

 

また、飼い主が分かっているペットを飼う場合には、警察へ届け出る必要があります。

 

このように、扱いが異なりますが、自治体や警察へ届出が必要ですので、迷子のペットと思ったら、自治体・警察へ問合せ・相談するのが良いでしょう。

 

 

「野生動物を飼う場合の法律的注意点」

 

原則的には、ペットとして飼うことが出来ます。

 

ただし、「種の保存法」「鳥獣保護法」等で、捕獲が禁止されている動物の場合は、ペットとすることはできませんので、ご注意下さい。

 

「ペットの飼い主が負う法律的な責任のまとめ」

 

ペットを飼い始めたら、飼い主は、最後まで、責任を持つことを法律では要求されています。

 

ペットを捨てたり・ペットの遺体を公共の場所に埋めたりするといった無責任な行動は道義的責任だけではなく、法律的な責任も負うことになりますので、ペットを飼う場合は、覚悟をしましょう。

 

・動物愛護法

 

①動物を適正に飼育・保管し、動物の健康・安全にを保持

 

②動物が人に危害を与えないように努める

 

③ペットを捨ててはいけない

 

④ペットの遺体を公共の場に埋めない

 

⑤感染症予防のために注意する

 

・刑法

 

①捨てたペットが人に危害を与えたら、飼い主は過失傷害罪

 

・狂犬病予防法

 

①飼い主には犬の登録・狂犬病の予防接種(ワクチン)の義務あり

 

 

 

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