行政書士・FP Mocha(モカ) 経営法務事務所

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相続手続きを自分でやってみる! 相続財産の確認・証券名義・土地の価格調査

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「相続は、忘れたころに突然やってくる!!」

 

 

元気だった祖母が体調を急変させ、急死したのは、今から10数年前のこと。

 

子供たち(管理人の母を含む)4人は、葬儀の手配から、身辺整理をたんたんと進めていったようです。

 

祖母は、最後まで借家住まいで、めぼしい財産もなく、スムーズに進み、無事に完了!

 

 

「あったど~! 徳川財宝か?!霞が関の埋蔵金か?!」

 

母が、さらに、身辺整理を進めていると、何やら「書類」を発見した模様・・

 

ぼくに書類の確認を求められたので、見てみると・・・

 

①土地の権利証

 

②株の配当通知書

 

ではないですか!!

 

これは、意外と祖母は財産を持っていたのでは?!

 

と、テンションがあがるバカ母子!!

 

しかし、かんじんの株券が出てこない・・・・

 

まだ、持っているのか?

 

何株なのか?

 

やはり、期待が膨らみます!!

 

 

「まずは、「株」の確認をしてみた!!」

 

三菱UFJ信託銀行へTELをして確認してみました。

 

ぼく:株主の相続人の子供です。(孫です)

 

株を所有しているか、何株持っているかを確認したい。

 

UFJ:それでは、株主様の住所・氏名・生年月日を

 

ぼく :ええと・・・ 住所?! 

 

実は、いろんな書類に別々の(3種類)住所が書いてあったので、すべてを言うと3か所めでビンゴ!!

 

UFJ:それでは、お伝えします。 

 

お客様の「帝〇株」ですが、1〇〇株です。

 

ぼく :それって、いくらくらいですか?

 

UFJ:本日の株価ですと。。2万数千円です。

 

2万円!!!

 

2億円とは言いません。

 

せめて、200万と言ってください!!

 

テンションが下がるも、相続の手続きをしなければ、〇人が喜ぶだけなので、相続手続き書類の準備を開始します。

 

これが、戸籍一式等々で相続登記手続きと、ほぼ同じなんですよ~

 

プラスして、遺産分割協議書のコピーと証券会社への提出書類とてんこ盛り!!

 

たった2万のためと思うとやる気が出てこないです・・・

 

 

 

「土地へ行ってみよう!!」

 

気を取り直して「土地」へ!!

 

権利証といっしょに「謄本」も保管していました。

 

駅から徒歩15分程度のようですが、坪数が50~60坪あるので、さすがに、2万ということはないでしょう!

 

千葉の成田線?という辺ぴな土地(スミマセン・・)が気になりますが・・・

 

グーグルマップの映像で見てみると・・・

 

えっ?! 道がない?!

 

嫌な予感がしてきました・・・

 

 

手続きの準備が開始しないといけません。

 

ますは、母の名前で、市役所に「土地の評価証明書」を取り寄せます。

 

評価額が・・・

 

なんと数千円?!

 

地目は「山林」。

 

畑じゃないので、農地転用許可は不要そうそうで良かったですが・・・

 

ホントに、この土地には、価値があるのでしょうか?!

 

 

「WEBで、土地の査定を依頼する」

 

便利な時代になりましたね~

 

WEBで、住所等を入力すると、数社の不動産屋が土地の評価額を教えてくれるというサービスがあるのですよ。

 

さっそく、入力してみる。

 

数日以内に、地元の不動産会社2社から回答ありました。

 

A社:周辺の販売実績からすると、200~300万か?!との見解・回答。

 

B社:土地から近いので、直接、現地を見てから査定する!との見解・回答。

 

 

「B社から、驚きの査定結果が届く!!」

 

数日後、B社から、

 

「直接、説明したいのでTELが欲しい」

 

とのメール連絡がありました。

 

これは、近くに新幹線がとおるか!?

 

駅ができるか?!

 

成田空港の拡張工事で土地収用とか?!

 

と妄想で胸いっぱいにしながら不動産会社にTELをしてみました。

 

すると・・・

 

B社:現地の土地と役所に確認してきました! 

 

   山林状態で放置されている。

 

   整地しないと売却できない。

 

   費用は、100万単位でかかるかも。

 

   しかも、道路に面していないので、価格が安いかと。

 

   費用倒れに終わるかも。。。

 

 

が~~~ん!!

 

 

事実上、売却できないではないですか~~

 

 

 

「放置・・・そして、新たな相続が・・・」

 

株・土地ともに期待が大きかったせいか、テンションの下がり方がハンパない・・・

 

結局、実入りが「2万」ということでは、動く意欲が・・・

 

ということで、放置状態に・・・・

 

 

そんな状態で、放置していると、数年後に、第2の相続が発生してしまう!!

 

相続人の1人が急死してしまったのだ。

 

ぼくの叔母である。

 

しかも、この叔母は、離婚歴があるのです。

 

戸籍の収集も大変になりますし、もし、別に子供がいると、遺産分割協議の手間が増えてしまいます・・・

 

ようやく、他の3人の相続人も、重い腰をあげ、相続手続きの開始!

 

 

「相続実務は、ぼくが行う!」

 

なぜなら・・・

 

以前、司法書士試験を目指した経験と、司法書士事務所での勤務経験があるため。

 

行政書士の資格も持ってるし・・・

 

まずは、戸籍収集から!!

 

これが、難航します・・・・

 

 

祖母の本籍地が「栃木県」のため、取得しに行くのが困難。

 

そのため、母名義で郵送にて取寄せ。

 

しかも、昔の戸籍は、字のクセがヒドい・・・

 

千鳥のノブの気持ちがわかります・・・

 

ぜんぜん、読めない・・・

 

数字を頼りに、なんとか読み進み、不足分を取り寄せること数回も・・・

 

 

「同時に遺産分割協議書の作成へ」

 

内容は、母の単独相続で、他の相続人には、土地を売却後に、現金を4等分する、というもの。

 

遺産分割協議書へ相続人の実印の押印・印鑑証明書の提出・現在の戸籍

 

を母経由で、提出を叔父・従妹に依頼する。

 

 

叔母については、叔母の死亡後に、後を追うように、義理の叔父まで亡くなり、1人っ子の従妹の単独相続となっていました。

 

叔母の1度目の結婚の際の戸籍を取り寄せて確認すると、子供がいないことが判明し、まずは一安心。

 

こちらも、古い&転籍を繰り返しているので、全部そろえるのに一苦労・・・

 

 

 

「相続登記の準備も開始!」

 

遺産分割協議書・印鑑証明書・戸籍の準備にめどがついたため、今度は、相続登記の準備へ。

 

こちらも、「数次相続」(祖母→叔母)が発生しているために、書き方の調べるのが大変・・

 

 

「相続登記の申請は郵送で!!」

 

なんとかかんとか、揃ったところで、ようやく相続登記申請・提出へ!

 

で、成田出張所ってどこ?

 

成田駅からバスで・・・

 

え~~ 成田なんて、海外旅行に行くときにスカイライナーでしか行かないよ~

 

法務局のサイトを読むと、「郵送受付可」となっていました!!

 

神の救い!!

 

迷わず「郵送」で申請書一式を送る!!

 

 

「成田の法務局から、ストーカーのようなTEL攻撃・・・」

 

何の修正もなく、一発で終わることはないだろう・・・と覚悟はしていましたが、そんな甘いものではありませんでした・・・

 

まずは、「除籍の附票」がない!!

 

これは、市役所が「保存年数を過ぎたので破棄して発行できない」というのが理由なんです。

 

事前に、法務局へTEL確認したときは、

 

「その旨、書いていただければOK」

 

とか言われていたのですが、

 

実際に提出してみると・・・

 

「相続人の同意書的なものを作成して欲しい!」

 

と・・・

 

追加作成し、送付しましたよ~~

 

 

すると、今度は、

 

戸籍のココとココの間が抜けている×3か所!!

 

急いで、取寄せて送付。

 

 

今度は、

 

遺産分割協議書の文言を加筆して欲しい!

 

祖母相続人叔母の相続人従妹

叔母の相続人叔父相続㊞従妹㊞

 

なんじゃこりゃ?!

2つの身分を持つ男として書いてくれ!とのこと。

 

もちろん、こちらも、書き直しました~

 

叔父連中にも、郵送で再度の押印してもらい郵送!

 

 

結局、相続登記が完了するまで、2か月近くかかってしまいました・・・

 

法務局の人は悪くないのですが・・・

 

 

せめて、古い戸籍も作成し直して欲しい・・・

 

字のクセがスゴイ・・・

 

ぜんぜん読めない・・・

 

そして、無事に「登記完了証」と戸籍一式が返却されて、相続登記は完了!!

 

「次は、株の名義変更へ」
 

 
法務局から返却された相続関係の書類一式に、証券会社の指定する「届出」を数枚プラスして「三菱UFJ信託銀行」へ郵送!!
 
今度こそ、一発で終わるはず!!
 
も・・・
 
 
「三菱UFJ信託銀行からTELがあり」
 
「お客様の株ですが、保管期限を過ぎたので、売却して現金化しています」
 
と!
 
しかも、底値で!!
 
今の株価なら、4万くらいだったのに・・・
 
まぁ、2万程度の違いなので、いいですけど・・・
 
こちらの手続き自体は、スムーズに進み、数日後には、母のBK口座へ2万数千円が、入金されていました。
 
これにて、長く戦いの日々も終了しました・・・
 
 
「結局、土地はどうするの?」
 
売り物にならない、成田の土地ですが、どうやら、祖母の兄→祖母という流れで、土地を分筆して、売ってもらったという事情が判明。
 
祖母の兄の子供(母のいとこ)に、土地を買取ってもらうように依頼するとのこと。
 
祖母の兄の子供(母のいとこ)は、その土地の近所に住んでますし、それがいいでしょうね。
 
 
 
「相続登記は自分でできるのか?!」
 
「相続人が大量にいる」
 
「相続人同士の仲が悪い」
 
「相続人が疎遠」
 
「数次相続」(何人も相続が発生している)
 
「離婚歴あり(別途子供がいる)」
 
「本籍地が遠方」
 
といった特殊な事情がなく、普通の相続で相続人も少人数であれば、自分でできると思います。
 
今は、本やWEBで情報は入手できます。
 
法務局のWEBサイトでは、フォーマット・書き方見本も充実しています。
 
また、法務局で、相談・質問にも乗ってくれます。
 
司法書士に依頼すると報酬だけで、10~20万とかかかりますしね。
 
単純な相続の内容なら自分で申請するの「アリ」かと思います。
 
ただし、複雑な内容だったり、不動産価格が高額な場合は、後日のトラブル回避のため、司法書士や行政書士に依頼した方が良いのではいでしょうか?」
 
この場合は、10~20万以上のコスト・損失が発生するかもしれませんし・・
 
 
「まとめ」
 
・相続は、少額な場合でも、速やかに済ませましょう。(税法的には、期限が決まっています)
 
・相続人が増加すると、手続きが、さらに厄介になります。
 
・簡単な内容なら自分でも可能。
 
・複雑・高額なら、専門家へ相談を。

 

 

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