行政書士・FP Mocha(モカ) 経営法務事務所

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法務実務講座 JR発足30周年 国鉄の労働訴訟は?! 法務実務は?

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「JR発足30周年!!」

 

 

世間では、イベント等で盛り上がっているようですね。

 

その裏で、すっかり忘れ去られてしまったのが、国鉄の「労働訴訟」ですね!!

 

もともと、知らないぞ!

 

というツッコミは不要です。。。

 

 

「国鉄の労働訴訟とは?!」

 

若い方は、まったくご存じないと思いますので、かなりざっくりと概要を。

 

国鉄は、長年にわたり赤字を垂れ流し、その累積は数十兆円に!

 

そこで、分割民営化(JR発足)をして、立て直しをはかることに。

 

JRを発足させる際の従業員の扱いですが、原則は国鉄→JR各社で採用。

 

ですが、一部の国鉄従業員は、JRで採用されませんでした。

 

しかも、採用されなかった人の大半が「国鉄労働組合(通称「国労」)」という労働組合に所属していました。

 

そして、不採用になった彼らは

 

「けしからん! 採用しろ!」

 

と訴訟を起こしたのです。

 

 

「国労とは?!」

 

実は、国鉄経営陣から自民党(一部除く)まで、この国労を目の敵にしていました。

 

労使が激しく対立していた時代とはいえ、なにせ、この集団の暴れっぷりはハンパないです!!

 

得意技は、ストライキ・サボタージュ・労働争議!!

 

本来、ストライキをする権利もないのに・・

 

民営化の際にも、当然、激しい反対活動を。

 

代表的な例は、同時多発テロの元祖とも言うべき「ケーブル切断事件」。

 

関東のあちこちの鉄道のケーブルを切断し運転不能に。

 

ぼくは、高校生でしたので、臨時休校になってうれしかった思い出が。

 

さらには、浅草橋駅に放火までします。

 

自分の会社が不満だと言って、会社に火をつけてを燃やすような人たちなんです・・

 

そりゃ、経営陣だって、こんな人たちを、JRで採用したくないですよね。

 

 

「国鉄清算事業団とは?!」

 

民営化に伴って、国鉄清算事業団という組織を発足させ、国鉄時代の残務処理を担当させました。

 

そして、なんの因果か、ぼくは、2005年に半年間ほど、国鉄清算事業団の後継組織の「法務部」(法務係・訴訟係)で、派遣社員として、働くことに。。。

 

この組織の主な案件は「労働訴訟」「土地売却」(豊洲問題みたいな)でした。

 

国鉄の車両基地を売却した後、土地を掘ってみれば、銅だなんだと、お宝ざっくざく!

 

東京ガスだけではありません!!

 

 

「法務業務は何をする?」

 

法務業務でのメインイベントは、来るべき「国労裁判(判決)」への備えでした。

 

ただ、これまで連戦連勝(全勝)を続けてきたせいか、職員は緊張感なし!

 

上司からは、

 

「万が一、敗訴となり、即、強制執行となった場合の対抗手段を調査しておいて」

 

というくらい。

 

東京法務局本局に相談に行き「供託」手続きや、供託用紙(原告約1000人分!!)等の準備はしましたが、

 

「即、強制執行をかけられたら、供託手続きをしても間に合わない」

 

という結論に。

 

上司も

 

「じゃ、いちおう、メインバンクには話をしておくよ~」

 

と、どこまでも、お気楽モード。

 

「訴訟業務は何をする?」

 

こちらは、弁護士から指示された資料作成・資料準備。

 

裁判期日の当日は、分厚い・大量の資料を東京地裁まで運び、被告席に並べます。

 

しきたり?で、風呂敷で包んで。

 

裁判が始まったら、傍聴席で、メモを取ります。

 

 

「おもしろ裁判」

 

ほんとに、阿曽山大噴火さんの著書の世界です。

 

裁判を傍聴したことない方は、後学のためにも、1度、裁判の傍聴をすることをおすすめします。

 

笑えます!

 

入場料も無料です!

 

ただし、爆笑して、退席させらないように注意しましょう!

 

 

「国労裁判では・・・」

 

まずは、原告代理人!!

 

司法試験予備校の重鎮「辰巳研究所」の〇藤先生が登場!!

 

ぼくは、1人で、

 

おお~~ 加〇だ!! 

 

と騒いでいました。

 

上司に聞くと、

 

あの人は、学生運動上がりで、いまでも、そっち系なんだよ・・・

 

原告席でも、圧倒的な存在感が光っていました?!

 

次に登場は原告の元国鉄職員(国労)!

 

齢のころは、50歳半ば~60歳超といったところでしょうか?!

 

「国鉄で働いているときは、駅長・助役から赤いタオルの色が悪いから交換しろ!と言われた・・・」

 

「JRに採用されず就活をしていると、面接官から、「あの権利だけ主張するのに、義務を果たさない国労の人ですか?!」と言われ、ことごとく不採用になり・・」

 

とか話しつつ、ついに、号泣する始末・・・

 

野々村議員より、こっちが元祖です!

 

というか、「元国労」って履歴書に書いたのでしょうか?

 

口頭で説明した?

 

う~~ん・・・

 

「元国労」ということを隠さないあたりが、この人たちのダメダメなところですね。。

 

ホントに、宗教とそっくりなんですよね・・・

 

徒党を組んで・・・

 

KYなので、世間からどう思われようと気にしない・・・

 

 

「いよいよ判決!!」

 

そんなこんなで、ようやく口頭弁論も終わり、いよいよ判決です!

 

上司たちは、ますます緊張感なしに。

 

当日は、NO.1上司だけが、東京地裁へ。

 

われわれは、お留守番に。

 

 

「いつまでも、鳴らない電話・・・」

 

ものの30分もかからずに、電話がくるさ~

 

と余裕しゃくしゃくの留守番部隊!

 

が!!

 

待てど暮らせど電話が鳴りません・・・

 

さすがに、異変を感じた留守番部隊・・

 

 

「ついに、鳴った電話!」

 

待ちに待った電話です!

 

NO.2上司が、慌てて取ります!!

 

昔のテクレラのようです?!(知りませんが・・)

 

驚き、うなだれるNO.2上司・・・

 

 

「スクランブル指令!」

 

受話器を置いたNO.2上司から衝撃の一言が発せられます。

 

「敗訴だ・・・ まもなく、裁判所の執行官と原告が強制終了でやってくる・・」

 

社内は、動揺・落胆・パニックです・・

 

 

「すぐにやってきた・・」

 

なにせ、東京地裁から、目と鼻の先。

 

車で10分程度の距離です。

 

動揺が収まる前に、やってきました。

 

ただし、裁判所の執行官も、原則も落ち着いた感じでしたね。

 

すぐに、応接室へ通され何やら話し込んでいました。

 

 

「しばらくすると、銀行登場!」

 

そうこうしていると、メインバンクの登場です。

 

そして、ついに、ぼくにも仕事が!!

 

NO.2上司から、

 

「小切手をコピーして、応接室に持ってきて」

 

と。

 

 

小切手を見てみると・・・

 

桁が多過ぎて数えられません・・・

 

いくら?

 

何十億円です・・・

 

このまま走って逃げようか・・・

 

でも、銀行に換金しに行ったらパクられるか・・・

 

街金に行けば、換金できるでのは・・・

 

それは、手形か・・・

 

と頭をよぎりました。。。

 

なんとか思いとどまり、コピーをとり、現物は上司へ渡して業務終了!!

 

この判決の直後に、組織を去ったため、最終的な結論は見届けられなかったのが、心残りでした。

 

どうやら、民主党政権時代に、「和解」が成立したようです・・

 

 

「まとめ」

 

・裁判の傍聴は、ドラマチックでおもしろいのでおすすめ!

 

・十億円単位の小切手は一目では数えれない(金融緩和者・経理担当除)